では早速実践ということで、アクロスから外してきた汚れたエアフィルタを1個、洗剤を1個、汚れても構わないエアフィルタが入る容器を1個用意します。
今回は1号機で使用していた9ヶ月間熟成させたエアフィルタを素材として選びました。
洗剤は手元にあったスプレー式のマジックリンを使用。昔から油汚れといえばこれを使っていました。最近はjoyですが（笑
注意書きにアルミに使うと変色すると書いてあったけど気にしません。使えないものに水がしみ込むものとあったけど無視（爆
浸け置き用の容器は100円ショップで購入したプラスチック製の物です。
まずはフィルタ全体をお湯で洗い流します。使い込んだ物だとこれだけでも汚れがかなり出てくると思います。
次に洗剤をフィルタにまんべんなく吹きかけて数分放置してから再度お湯で洗い流します。
そして容器に適量の洗剤を溶いたお湯で満たし、そこにフィルタを浸してしばらく放置します。
今回はそのまま買い物に出かけてしまったので、1時間程放置しました。
ところでこのフィルタは水洗いして大丈夫なのか？という疑問があると思います。
ここまでやっておいて今更後には引けませんが、アクロスの主要緒元を見ると空気清浄器の形式は不繊布式となっています。
紙ではないようなので濡らしても大丈夫でしょう・・・多分。
浸け置きが終わったらしっかりと濯ぎ、洗剤成分を落としましょう。
ゆすぎがおわったら水をきって乾かします。
乾かしている途中のフィルタ内部（空気の入口側）です。
乾かないうちに取り付けると悲惨な目にあいます。
以前1号機のときに昼休みにキャブクリーナーを吹きかけて清掃したのですが、
よく乾かさないでエアクリーナーボックスにしまい込んでしまい、 夜帰る時にエンジンがかからなくなってしまいました。
そのときはフィルタを外してエアを吹きかけて強制的に乾かして解決しました。
エンジンには「良い空気」「良い燃料」「良い火花」が必要といわれます。
フィルタが汚れているとエンジンが必要とする空気が吸い込めないためにパワーダウンして燃費も悪化します。
アクロスにとってはエアフィルタの整備は基本中の基本なのでこまめに清掃をしてあげましょう。
ちなみにサービスガイドではエアでゴミを吹き飛ばして清掃するということになってますが、
アクロスのフィルタの汚れは外から入ってくるゴミよりも 自分自身がだしているブローバイガスの汚れだと思うのですがどうでしょう？
2005/7/16追記
フィルタの水洗いは一度しかしていないのですが、キャブクリーナー丸々1本使っての汚れ落しを1回、パーツクリーナーを使っての汚れ落しを3回試しています。
結果として汚れはかなり落ちますが、注意が必要なのは上で書いたように完全に乾かすことです。
またパーツクリーナーを使っての清掃も3回程度が限度のようで、不繊布の中に入り込んでしまったゴミ等が原因だと思いますが、
清掃後の調子のいい期間がだんだん短くなってきます。
清掃しても所詮新品のフィルターに比べればエアの透過率は劣るので、こんな手の込んだ清掃をするよりも新品に交換したほうがいいと思います。
アクロスはエアフィルタが汚れるととたんにご機嫌ナナメになって燃費が悪化します。
新品のエアフィルタも三千円ちょっとぐらいなので汚れたら新品交換をしたいところですが、 通勤で一日に60km弱も走っていると1ヶ月で1000kmは走ってしまうためにあっという間に交換することになります。
自分が住んでいる横浜市では「ヨコハマＧ３０行動宣言 〜３５０万人の挑戦〜」という活動を推進していて、
みんなで守ろう 豊かな地球 美しい自然
使い捨ての生活に終止符(ピリオド)を
みんなで創ろう 「環境行動都市」横浜
実践しよう ごみの削減とリサイクルを
３５０万横浜市民が ごみ減量に挑戦します
横浜市長 中田 宏
という平成22年度における全市のごみ排出量を13年度に対し30％削減する「横浜G30プラン」の目標達成に向けた、減量・リサイクル行動をしています。
善良な横浜市民？としてこの活動に参加するために今回はエアフィルタのリサイクルの一環として水洗いを行って再利用に挑戦してみました。
一応AOCの中では実績もあるのですが、自分がやったことがなかったので（笑
ちなみに1号機のときもパーツクリーナーやキャブクリーナー等を使った清掃で再利用をしていましたが、有機溶剤を使うのと、空き缶が発生するためゴミがでます。
でもマネをする場合は最近よく耳にする「自己責任」でお願いします。